マ、マジで、ひらたくいえば家宅侵入じゃない!
しかもイタリアの大邸宅で門番をぶっちぎって強行突破するなんて!
それで、パリコレモデルになっちゃった???
高校を中退して上京。
大検を受けて慶応大学へ入学。
28歳の時にモデルになると決める。
どうしていいかわからない時は、現地に行く!
という訳で、単身イタリアへ
コネなし、ツテなし、お金なし!
とりあえず一泊泊まったホテルでオーナーに一言。
「僕はモデルになるためにイタリアへ来ました!
実はお金がありません。
だから、僕がモデルになれるように業界の人を紹介してください。
そうすればお金が払えます。
若しくは、皿洗いでもしましょうか!
どちらか決めてください。
・・・と
結局、皿洗いになりました。
しかーし、その時点で住み込みとなり、食と住の問題解決!
そこから、出会う人、出会う人に「モデルになりたいんだけど誰か紹介して!」と訴え続けます。
「僕、靴屋は知ってるよ!」
「私、ヘヤーアーチスト知ってる!」
次々出会っていくうちに、モデルになるためにはエージェントに入らなければいけないことがわかり、とりあえず片っ端からエージェントの面接を受けたが、全部駄目。
ここで、向いてないとか運がないとか、この男まったく考えない。
「そうだ!デザイナーと知り合いになればいい!!!」
とある日、ロメオ・ジリのオーディションがある情報をモデル仲間からキャッチ。
招待されたモデルが大邸宅に一堂に集まり、デザイナーにチョイスされる。
当然、ツテもコネも何もない。
で、わからないけどとにかく現地。
大邸宅の大きい扉の前には屈強な門番が仁王立ちしていまいした。
陰に隠れて様子を伺うと、モデルが次々と中に入っていきます。
門番はリストを見ながら本人確認しモデルを中に招き入れます。
・・・ちょっと手薄になる時がある。
・・・ここがチャンス。
という訳で、3人のモデルがゆったりと笑いながら門を通ったその瞬間に、猛ダッシュでその男は門を潜り抜けました。
7人のモデルが、淡々と邸宅へ向かって歩いています。
たぶんあの屋敷の一番奥の部屋の一番奥に座っている男がデザイナーだとイメージが湧き、
もう、猛ダッシュで邸宅に駆け込み大理石の階段を上がり、開かれたドアを駆け抜けた時に
BOSSと思しき人が見えました。
そのまま走りきり、ウォールナットの大きい社長机に乗っていたメモに自分の宿泊先の電話番号を書きなぐり、自分を指差し、「俺、俺」と告げたところで門番に捕まりました。
その10日後
パリコレ世界ツアーに抜擢されました。
当時アジアブームで、今回のツアーテーマがアジアだったことも幸いしたのかもしれません。
石田さん、ちょっといいですか。
僕はBOSSの前までたどりつければ絶対行けると思ったんです。
だって、ストーリーがあるじゃないですか!
奥歯で何かを噛む仕草をしながらはにかむのが彼の癖ですが、そんな感じで僕に話してくれました。
で、仕事を取ったからエージェントに行ったんですよ。
マージン30%が貰えるわけだから、エージェントに入れて欲しいって。
仕事持ってきてるし 笑
で、そこから世界ツアー
パリ・ロンドン・イタリア・日本
巡業三昧
僕の顔がプリントされたTシャツが作られ、トップモデルへ!!!
仕事がどんどんやってくる!
でも、ふっと気がついたのです。
なんかワクワクしない。
で、何回かツアーを休んで、そしてモデルはやめちゃいました。
もったいないかって?
でも、ワクワクしないし・・・
この話は序論です。

日本に戻りフルコミの会社に入り、一瞬でノウハウを掴み取りすぐに独立。
とんでもない非常識な手段で、あっという間に大成功。
本人曰く「だって、そんなことしちゃいけないって知らなかったんだもん・・・」
サッカーW杯で東京ドームに4万人集めた話
2週間前まで、16万枚のチケットが5千枚しか売れてない。
さすがにこの男も、まっすぐ歩けなくなり、人の目を見ると何故だか涙が止まらなくなる自律神経崩壊状態
ここから、ありえない大逆転。
なぜ彼は、この状態から
奥さんの一言も凄いけど、こんな緻密な博徒を見たことない!
ありえない妄想から始まるアイデアが全て現実になる。
さて、この男、新規会社を立ち上げました。
この話が最高に面白いのですが、進行中のためストーリーは言えません。
一つ言えることは、彼は自分のアイデアとプレゼンでメガバンク2行から億単位の投資を受けたことです。
融資でなくて投資。
4年後の上場目指して、張り切っています。
いや、この男には、こんなこともすべて織り込み済みなのかもしれません。
彼の会社trunk是非チェックしてみてください。
追伸
やっちゃえ!と方眼ノートというメルマガを書いています。
自由に生きるための思考整理術です。
面白いことをやっている人を羨ましがっている時間はありません。
やりたいことを見つけて、一緒に行動しませんか!
