仕事をしていて良かったと感じる瞬間、そして「粋」なおじさん。 

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注文が多い家具屋さんの方眼ノート日記
これは、定年退職をするMさんに花束を持ってきてくれたおじさんの話です。

・・・・・・・・・

Mさん、辞めちゃうんだって!
挨拶に来たよ。

(事実)
11月15日 T島屋のインショップ家具屋さんの受付に、半袖でジャケットを小脇に抱えた筋肉質の60代のおじさんがやって来ました。

とっさに、「いつもありがとうございます。ただいまMを呼び出しますので」と答え、受付嬢がカウンターにご案内しました。

Mさんが満面笑顔でやって来ました。
半袖のおじさんが、「お疲れさん!、プレゼント」と言って花束を渡しました。

照れ臭そうに、Mさんが受け取り、10分くらい談笑して帰って行きました。

Mさん、素敵ですね!
退職する時にお菓子を持ってきてくれるお客様はよく見ますが、おっさんが花束持ってくるなんて、超珍しいですよ!
ましてや、定年を超えて嘱託で退職するのに!

Mさんが僕にこんなことを言いました。

「石田さん、僕は65歳だから赤いバラが6本、ピンクのバラが5本なんだ。
どうやら、T島屋の外商の人に相談したんだって!」

「どうしたら、あの人が喜んでくれるかって!」

700万くらい買ってるんだあの人、3回もクレームになって怒られたこともあるのに・・・
僕より1つ上なんだけど、何やってるかわからないんだ。
いつも家にいるかなり自由人。
冬でも半袖なんだ、もちろん上着は着てるけどね。

何をお返ししていいかわからないよ・・・笑

(解釈)
無茶苦茶いい空気が流れていました。

で、一部始終見ていました。

最初は、こんな風に、人様に感謝されるなんていいな! と思っていました。
しかーし、花束をもらっているMさんより、お客様の方が本当に楽しそうなのです。

祝福されたり、感謝されたり、物をもらったりしたらすごく嬉しいです。
でも、本当に嬉しいのは人が喜んでいる笑顔なのです。
話は聞こえません。
でも、お客様は勝ち誇ったような顔をして花束を選んだ理由を説明していたんだと思います。

(行動)
僕は最近、人から感謝されるような行動はしていません。
でも、20代の時のように「相手が本当に喜んでくれることをしたい!」と思いました。

まあ、当時は、どうしたらオネーチャンが喜ぶかを本気で考え行動していただけで、純粋な気持ちではありませんでしたが・・・笑

このお店は、人の魅力で持っているのです。

by 方眼ノートトレーナーの石田太司でした。

追伸:この記事はメルマガ注文の多い家具屋さんの方眼ノート日記で発信したものです。
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