「1000名で二人三脚をして、ギネスブックに挑戦!」 のはずが、イベント当日、参加者は400名しか来ていない。
イベント開始まであと3時間。
さあ、こんな時主催者のあなたはなんと言う?
「・・・・・」
「もうムリ」といった不可能な時の、ものの見方
鶴岡秀子さんってご存知ですか。
素敵な女性です。
彼女、みんなを元気にするために二人三脚世界記録に挑戦しました!
時は2011年11月3日 東日本大震災をひっくり返したリバースディ
こんな日こそみんなで元気になりたい!!!
元気になるチャレンジ!と言えば世界記録挑戦!!!
何ならできると調べたら、二人三脚を500組1000人で200メートル走ればギネスに載る。
元気にしたい!
方法分かった!
やるしかない!
という訳でこの企画は始まりました。
イベント当日朝、集まったのは事前予約を下回る400人
もしあなたが鶴岡さんだったらどうします???
もし僕だったら・・・
・ギネス挑戦のため飛行機で来てくれた人もいる。どう謝罪するか
・ギネス挑戦のためイギリスから2名のギネス審査員が来ている。どう謝罪するか
・キネス挑戦のためメディアが来ている、謝罪文をどうするか
だって、絶対できないもん・・・
謝るしかないでしょ、自分の肩書に傷が付かないように、どう終結するか・・・
鶴岡さんはすごい!!!
地元で開催中の「農業祭」や、近隣の「学校」や「通行人」に、「お願いします!」と1人1人に声をかけ始めた。
通行人、みつけた!
すみません、緊急事態なんです!ギネスに挑戦なんです、人が足りないんです、助けてくれませんか!
OKがでたら、バスに乗ってイベントの開催場である中学校へ一緒に来てもらう!!
さあ、スタッフ!!!
一緒に勧誘!!!!!
いた、野球部
「この中にキャプテンはいますか?
「一緒に高校に行って、このイベントへの参加を呼び掛けてもらえませんか!」
あまりの圧力に、「・・・は、は、はい」
次はテニス部、次はサーファー、次は奥様・・・
当初の予定者も含め、どんどん集まってきます。
でもまだまだ足りません!!!
「みなさーーーーーーーーーん」
実はまだ1000名集まっていません。
皆さん、携帯電話を出してください。
そして、おうちでお留守番をしているお爺ちゃんお婆ちゃん、息子さんや娘さん、お父さんやお母さん、お友達に電話して、今すぐここに来てほしいと連絡していただけないでしょうか。
ご協力お願いしまーーーす」
全然諦めていません、というか、諦めるという概念がありません、というか、実現するのに足りないことは何? 方法がわかった 実行する。
これだけです。
巻き込まれた人たちは多分こんなことを考えます。
困っている人を助ける、しかも世界記録、なんだか楽しそう!!!
私、その一躍を担う。
電話かけちゃうかけちゃう。
「おう、今どこ、ちょっと来てほしいんだけど中学校のグラウンド、世界記録なんだよ、ギネスギネス、困っている奴がいて何とかしたいんだよ、細かいことはあとで言う、来れるか?」
「チョットさ、ギネスなんだけど今来れない!!!、じゃなくて今来てほしいんだけど大丈夫、わかんないけど、みんな集まってるの、今なのいま、だから中学校、取り敢えず待ってる、ていうか、ミカも仲間に連絡して、必ず3人連れてきて、絶対成功させたいんだ!、なんだか楽しくなってきちゃった、楽しいのよ!!!」
電話を受けた人たちは、相手が何を言っているのか分からないが熱意だけは感じる。
よしわかった、あいつが言うなら
わからないけど、困っているなら
なんだか、ワクワクする
こんな空気が蔓延したんだと思います。
集まってきました、でも概算100人足りない。
鶴岡さんは、町長を見付けちゃいました(笑う)
「町長、防災スピーカーで告知しれくれますよね!」
「・・・は、は、はい」
町長も男です。
「ご町内の皆さま、本日は折り入ってお願いがございます。
本日○時より中学校のグラウンドでギネスの挑戦を行います。
1000人の予定が、実は少し人数が足りません。
ご多忙とは思います。
ですが、ギネスを達成し、この町を世間に広め、益々の発展を目指したいと考えています。
ご家族の夕食の買い物大事です
ママ友の約束も大事です。
お仕事も大変だと思います
でも、ここは一つ・・・
・・・
・・・
・・・
このギネスを達成すべく、助けていただけませんでしょうか。
○時、中学校
・・・
・・・
・・・
僕は、この町が好きで、一生懸命な人が好きで、皆に幸せになってもらいたいと思っています。
本心です、以上!!!!!」
この放送を聞いた町民は、「今の町長のギネスって何、人が足りないの、何するの、私でもできるの、誰が知ってるの???????」
「チョット知ってるギネスの話???」
井戸端会議大勃発、誰もが携帯で確認、面白そう、乗り遅れたくない・・・・
行ってみる?取り敢えず、困ってるみたいだし(日本人で本当に良かった)
さて、時間です。
イギリスから来ているギネス認定因果人数を数えます。
590・670・988・1006!!!!
WAO!!!
1000人を超えたのです。
これ、ギネスに挑戦よりも、1000人集める集客が最大の面白さに代わり、不可能を皆で可能にするチャレンジが、ギネスの達成以上の大感動を生んだのです。
町長さんなんて、感極まってすすり泣き。
結果、参加者さんたちの心に、やればできるんだと希望の花が咲きました。
歓喜が湧きあがるには条件があります
感動が生まれるには、条件があります
「もうムリだ」「不可能だ」「あきらめろ」という環境です
「もうムリだ」という条件なしに生まれた感動などこの世にありません。
「ムリだ」「不可能だ」「あきらめろ」と言われたら、「感動の3条件は整った」と見るのです。
※イベント前日、鶴岡さんは、あることを心配して、寝ずに準備していたそうです。
その心配とは・・・当日1000人以上来たらどうしよう?
鶴岡さんって何者?
夢に向かうものは「無謀だ」「無理だ」「現実を見ろ」と言われるものです。
でも、鶴岡さんは「希望」しか眼中になかったのです。
だって、見たいのは「希望」だからです。
「すべては、自分を信じることから始まる」by鶴岡秀子
こんなネタを、ひすいこたろうさんの「ものの見方検定」で見つけました。
今年一番元気になった本です。
人生を退屈にするか、面白くするかは、「現実」が決めるのではありません「考え方」が決めます。
面白きこともなき世をおもしろく、すみなすものは心なりけりby高杉晋作
運命の見方
遺伝学者、木村資生さんによると、生き物が生まれる確率は、1億円の宝くじに〇回連続で当選するのと同じだと言います。さて何回連続でしょうか?
※偶然なんて世の中にない、全ては必然、神様の絵図とおり、だから、起きた出来事は全部〇
※この章、最高に面白いです。
怒りたいときの見方
大至急やるように頼まれて、徹夜でやった仕事が、「企画が変更になり白紙に戻りました」との連絡が入り、頑張った仕事がムダに。
普通なら「ふざけんな!」って言いたくなる場面。
さて、こんな時になんて言う?
※相手の心に伝説に残るチャンスです。
※この章も最高に面白い。
大富豪の見方
うどん屋さんで、うどんに追加して頼んだおにぎりが売り切れていたとき、
日本一の大投資家・武田和平さんは、お店のスタッフに何と言ったでしょうか?
※「そりゃおめでとう」・・・????
※お金っていうのはね、喜ばせたら増えるんだわ」
まあ、読んでみてください(笑う)
視点を変えるとこんなに楽しい!
21問のクイズを解くことで「人生を100倍楽しくする考え方」が身に付きます。
さあ年末、諸般の事情でご多忙でしょう。
でもこの一冊、今月中に是非読んでください。
視点を変えれば、人生が楽しくなります。
つまり、今の問題が全部解決するかもしれません(笑う)
いいや、解決する必要もなく、視点を変えてたら雲散霧消するかもしれません。。
最っ高に面白い一冊です。
追伸、本文中のトークは、ブログの写真を見て妄想したものです。
あまりにも楽しそうなので、妄想が止まらなくなりすみません。
でも、多分こんな感じで盛り上がったのだと、私は思います。
いずれにしろ、最高にかっこいい女性です。鶴岡秀子さんは。
尚、ギネスは達成したそうです!!!