知ってる???「1000円ゲーム」
二人一組で向き会って机に座る。
どちらかが1000円札を出す。
1000円札を二人が見える机の真ん中に置く。
1000円を出していない一方の人は、1000円以上の価値ある情報を提供し、その1000円札を手に入れる。
1000円札を出した人は、価値のない話だと思ったら断る。
制限時間は5分
では、スタート!
このロープレ、燃えますよ!
目の前に1000円札がある。
この1000円をGETするため、とにかくしゃべる。
ネタが悪いのか、話し方が悪いのか、間の取り方が悪いのか?
毎回必死に考えて、交代でしゃべる。
とにかく、トークは磨かれる。
習慣にすると、知識を得るため勉強する。
ツボにはまったお客様を取り逃がさない話法が身に付きます。
でも、江上さんが教えたい1000円ゲームは、これだけじゃないんです。
というか、本当の目的を理解すると、1000円ゲームの効果が絶大になることを教えてくれます。
自分が売りたいモノを相手に提案する。
マニュアルを丸暗記し、立て板に水のごとく、一方的に情熱的に話しても、相手は欲しいと思いません。
やり過ぎると、嫌がらせになります。
頑張ればいいというものではありません。
自分の引き出しからネタを出して話をしても、上手くいくときといかない時があります。
それはそうです、相手の立場に立っていませんから。
「どうしたら買ってくれるか」より「どうしたら欲しくなるか」
「どうしたら欲しくなるか」より「この商品・サービスはお客様のどんな問題を解決できるか」
お客様の困った問題なんて十人十色
性別・年齢・職業・立場・趣味・趣向
1人1人全部違った思考、行動があります。
1人1人全部違うのです。
そんな大切なことを十派ひとからげにして、買ってもらうためのトークをしても、成約率が上がるわけがありません。
どうしたら、成約率が上がる?
それは、相手の問題を聞きだし、自分に何がお手伝いできるか考え提案すること。
お客様が考えている問題点と解決法?
そもそも、自分の問題は何か理解しているお客さまって、あまりいません(笑う)
ドリルを買いに来たお客様が、よく聞いてみると、たった一枚の板に穴をあけたいだけだった、というものがあります。
真のニーズはドリルが欲しい訳ではないことは明らかです。
それであれば、高価なドリルを買わせるのではなく、訪問して板に穴をあけてあげればいいのです。
どこに問題があるのか?
それはなぜなのか?
それをどう解決するのか?
その人の本当の目的ってなんなの?
その解決方法を楽しんで一緒に探してあげる。
こんな人なら、絶対信用される!
本当に必要なモノ・コト・情報
本当の目的を相手の立場で探し出す!
なかなか見えないんです(笑う)
本当の目的・解決方法・・・
でも・・・
この世の中は何も隠していない。
真実は隠されているのではなく、全て、あなたの周りに現れている。
ここにあるのに見えない、というのは、既成概念や思い込み、偏見などのフィルターをかけて、自分で見えなくしているのです。
「遍界不曾蔵」
この本は、営業マンをターゲットにしているように見えますが、実は学校の先生にも、奥さんにも、工場長にも、職人さんにも、歯医者さんにも、八百屋さんにも、漁師さんにも・・・
全ての人に必要な大事なことが書かれています。
それは、相手の立場に立って、相手の困ったことを楽しく解決する手伝いをするということ。
相手には、「相手の都合で見えなくなっていること」があります。
本当に大事なことは何・・・?
どんどん深堀してあげる。
相手が、相手の意志で答えを見つけられるようにしてあげて、それを一緒に楽しく解決してあげる。
本質は、相手の困ったを解決すること
実技は、1000円ゲームで培った楽しいトークを使うこと
もし自分が困ったときに、その仕事のプロが一緒になって楽しく思考の整理をしてくれる人がいたら嬉しいですよね!
※歯で困ったら歯医者さん。インテリアで困ったら家具屋さん。子供が困ったらもちろんお母さん!
今ある自分の仕事でプロになる。
自分の得意分野を1000円ゲームで楽しく伝えられるようにする。
相手の「困った」を一緒に考え、楽しく解決する。
こんな人になれば、絶対に「あなたから買いたい」と言ってもらえます。
感謝されて、お金が後から付いて来るのです。
これは、楽しい人生を送るバイブルです!
江上さん、ありがとうございました。
実は、この本を、頭のいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?の著者、高橋政史さんが絶賛していました。
「深いから7回読んだほうがいいよ!」
読んでみたら本当に深い。
多分、このことがなければ、営業本など買わなかったし、読まなかったと思います。
高橋さんの視点は本当に面白い(感謝)