震災のときに痛感しました!
「家族や友達と簡単に連絡を取りたい・・・」
「みんなの困った」に、「可愛いスタンプ」という価値を付けて「LINE」を創造した森川さん。
彼のプロフェショナルな仕事の流儀を知りたくありませんか。
考え抜く!
そして、「捨てる」「いらない」「全部やめる」
これが、ユーザーを幸せにするリーダーの条件です。
ユーザーが幸せになる即ち成功するということです。
ビジネスの本質は「ユーザーが本当に求めているものを提供し続けること」
そのために「ユーザーのニーズにこたえる情熱と能力を持つ社員だけを集める。そして、彼らが、何者にも縛られることなく、その能力を最大限に発揮できる環境を作り出す」
そのために必要なことだけをやり、不要なことはすべて捨てる。「あれも大事、これも大事」と悩んではいけない。
表面的な価値に惑わされるのではなく、「何が本質か?」を考え尽くす。
そして、もっとも大切なことに
全ての力を集中させる。僕がやってきたことは、この一点に尽きます。
【目次】
1. ビジネスは「戦い」ではない
2. 自分の「感性」で生きる
3. 「成功」は捨て続ける
4. 「偉い人」はいらない
5. 余計なことは全部やめる
6. イノベーションは目指さない
「確信」がもてるまで考え抜く
ユーザーはお金と時間を使って商品やサービスを使ってくださるのです。
プロジェクトに投資してくれた人もいます。この世に約束された成功など存在しません。
だから、「絶対に成功する」という確信がもてるまで、ありとあらゆる努力をするのです。
直観がロジックに裏付けられたときに確信は生まれます。
確信が持てるまで考え抜く。
即ち仮説の精度を上げるのです。そして、このサイクルを速く回すこと。
それが、その人の成長速度を決めるのです。
コミュニケーション
LINEでは、お互いが率直に意見を交換します。
「その企画はつまらないと思う」「ぜんぜん刺さらない」
なぜならば「~」だから。
喧嘩する人も出てきますが、喧嘩している時間がもったいないということに気付き、その場で議論が始まります。
どちらがユーザーのためになるか?
判断基準はこの一点。
議論をしてより良いアイデアを創出して、納得したらその意見に全力を尽くす!
人材の活性化
それでも喧嘩する人は、ユーザーのために仕事をしているのではなく、自分の意見を通すためつまり、自分のために仕事をしているのです。
そんな人は、淘汰されていきます。
ユーザーが求めるものを作るという目的があれば、目先の衝突など、何の問題もありません。
この目的を理解できない人は、自分が変わるか、やめるしかありません。
結果として、ユーザーが喜ぶことを本気で叶えたい人だけが残ります。
覚悟
上手くいかないのであれば、原因を追究し、考え抜いて対応する。
それでも上手くいかないのであれば、私が降りればいい。
不要なことはすべて捨てる
「捨てる」「いらない」「全部やめる」
成功を捨てることでしか、成長することは出来ません。
「偉い人」「統制」「情」「ビジョン」はいりません。
「計画」「事務方」「仕組み」「ルール」「会議」「情報共有」は余計なこと。
だから全部やめます。
しかも、「イノベーション」は目指さない、「差別化」は狙わない。
なぜ、そう考えるのですか?
なぜならば、O〇〇〇だからです!
理由が研ぎ澄まされていて、ぐうの音も出ません。
森川さんは、覚悟を決めてシンプルに考える創造者です。