ご縁あって60代の「悪役商会」のメンバーのような人とお話をしました。
迫力があり、時々自分の話しをして大笑いする豪快な人です。
その人は、チャコールの中折れ帽子をかぶり、赤のチェックのネルシャツにチャコールの革のベストを着ていました。
「センスのいい帽子ですね、アパレル関係のオーナーさんですか?」
と尋ねたら、急にシャイな笑顔を見せて、「いや違うよ僕は車関係の仕事なんだ」
相手の、言葉遣いがかわりました。
「車関係とは、外車のディーラーですよね 、とても雰囲気が似合いますもの」
と言ったら、「いやいや、工場だよ、部品工場をしているんだ」
「そうなんですね」
「いや、ヨーロッパ系の車に乗って、颯爽と走る姿がとても似合いそうな気がして・・・」
「失礼いたしました」
なんだか、そわそわしてニコニコして、とても嬉しそう。
奥さんも「あなた・・・褒められて」と笑っていました。
実は、この叔父さん、ジャガーに乗っていました。
最高にご機嫌になっていました。
人と違うところを褒めました。
相手が褒めて欲しいツボだったようです。
キャパクラでこわもての人がデレデレになってる状態。
女性じゃなくて、男性でできたら凄いことになりそう。
褒めると相手も自分も笑顔になれる。
怖そうに見える人ほど効果があるかも❗️
正直に言います。
僕は、人を褒めるのが上手ではありません。
最近練習していたら、西任さんの聞く会話術にヒントが書いてありました。
「人と違うところを褒める」
実践しました。
しかし、ほめると人によって反応が違います。
この御仁は、口をへの字に曲げて威厳がある第一印象でしたが、ほめたら、背中を丸め頭を掻いて照れていました。
人を褒めるというのは、楽しいことですね!、