どこにでもいますね、めんどうな部長・・・
「瞬間沸騰パワー型」「無反応マイペース型」「建前優先ガンコ型」「理屈先行言い切り型」
あなたを悩ませているのは、どんなタイプの部長ですか?
私が困っている「めんどうな部長」は、「前例」「やまびこ」「おだてます」で処理します!
しかし、こんなことで悩んでいるのは、私も、あなたも影響力がないからです。
「権力」「実力」「魅力」もなく「影響力」もないあなた!
大丈夫です!普通はありません(笑う)
そんなあなたに朗報です。
影響力がないなら頭を使いましょう。
人を動かすのは技術です、簡単です、即効性があります。
自分の正義・プライドはさておき、まずは人を動かしてみる。
大事なことは決裁権者を動かすこと。
上司・部下・お客様・・・?
「めんどうな人」は全て部長と考え行動する。
誰にでも動かせる部長は誰かに任せておいて、動かすことが困難な部長にチャレンジしましょう。
これができれば、面白いくらい人を動かせます!
人生はゲームです。
この本は「めんどうな人」を動かすロールプレイングゲームのマニュアル本です。
私は「前例」「やまびこ」「おだてます」で、建前優先ガンコ型部長を籠絡します。
1.前例
そもそも、何で前例が必要なんだろう?
それは、前例があれば、部長の判断責任が軽減されるからです。
事実を見て今を判断できない部長はやめてもらった方がいいのですが、そうはいってもサラリーマン。
しかも、慎重に物事を進めるめる判断は会社にとって必要です。
一つ言えることは、この部長を口説かなければいけないということです。
そのためには、前例を無理やりにでも見つけるリサーチ力が重要です。
無ければ他業種からでも似たような事例を探してくる!
できれば「日経」等の影響力の高いメディアに掲載されているもの!
要は、探し出してきた事例に「権威」があると、保守的な人には良く刺さるというわけ。
建前優先頑ガンコ部長には前例作戦が効果的です。
2.やまびこ
提案しても動かない得意先の部長。
「あの件、どうですか?」と言っても、なしのつぶて。
こんな時は、周りを巻き込み味方につけて、その人を全方面から包囲して、説得の雨を降らせましょう。
部下や、他部署や、上の上司から「なんだか面白そうな提案が来てるみたいですね?」と集中砲火を浴びると、相手は観念して進めてくれるはずです。
「タッチポイント」
情報に接触する機会をいかに多く設計するかということ。朝起きてニュースを見たら○○が紹介されていて、電車に乗ったら○○の広告が出ていて、出社してパソコンを見たら○○のバナー広告があり、友達と話していたら○○が凄くいいと言われたら、「○○買おうかな」ときっと思うはずです。
これも一種の「やまびこ作戦」
人になびかないことを偉いと勘違いしている「建前優先ガンコ型部長」は「やまびこ作戦」
四方八方からとことん責め立てる。
動いてくれたら、最大級の賛辞を!
3.オダテマス
誰でも、機嫌の良いときはイエスと言う確率が上がります。
反対に、機嫌の悪い時はノーと言う確率が上がります。
自分が部長だったら、イライラしているときに、面倒な話を持ってこられても困りますよね!
「今機嫌が悪いから後にしてくれる」なんて言えませんし・・・
つまり、
相手がなかなか動いてくれない根本には、単に「機嫌が悪い」「今はイライラしている」といったネガティブな感情が横たわっていることが多いのです。
理屈じゃなくて感情
相手の機嫌が悪いのなら、機嫌をよくしてあげればいい!
おだてるときのポイント3つ
1. あなただけ
2. ほめ殺す
3. 下手にでる
一度始めたほめ殺しは最後まで強引に押し切りましょう。
ほめ殺しの「さしすせそ作戦」
(さすが・知らなかった・すごい・せっかくなんで・そうなんですか?)
相手の気分を良くすることは日本の文化「おもてなし」です
「プライド」と「人を動かす」を天秤に掛けましょう!
やってられないと思ったら、「お・も・て・な・し」を思い出し、心の中で手を合わせて唱えましょう。
「お・だ・て・ま・す」
自分にとって面倒な決裁権者をイメージして読むと、凄く面白い本です。
例えば、私は「建前優先ガンコ型」の決裁権者とすぐに対立します。
これは、私が新し物好きで、直球勝負で、ほめ下手だからです。
前例、探せばいいんです。
根回し、周りから攻めればいいんです。
おだてます、頑張ります。
やればいいんです。簡単です、即効性があります。
・・・なるほど。
ほめる、おだてる、明るい未来。
「自分」じゃなくて「相手」
答えは相手の中にある。
めんどうな相手を動かすためには、相手の気質をつかみ、相手の立場になって行動すること。
この50の法則に従い、ただ行動すれば笑っちゃうほど結果が出ます。
五百田さん、クロスメディアさん。
ありがとうございました。