本を出版したら「大手書店で扱ってもらいたい!」
著者の本心です(笑う)
さて、どうするか・・・?
大手書店に行って、店員さんに「○○さんの~という本ありますか?」と聞くと、パソコンで確認、無ければアマゾンで検索してくれます。
※これは凄い、自店に情報がなければアマソンで検索する。
即ち書籍情報はAmazonに集結しているようです。
自店にない場合は出版社に連絡し在庫と納期を確認してくれます。
毎日何件か問い合わせがあれば、この本は反響があるのかもしれないと出版社が勘違いするかもしれません(笑う)
そのうち、出版社へ何冊か注文が入ると、「これは何かあるかも?」
こんなことが継続していけば、出版社の営業は上司に報告します。
小さい出版社の頑張る社長さんであれば、問い合わせの電話内容は逐一把握しています。
こんなことが判断基準になるはずです(笑う)
まかり間違って、増刷されたらこっちのモノ。
売れ行きは露出に比例します。
書店で問い合わせするときのトーク
「ブログを読んでいたら凄く面白そうだったんで、ちょっと見てみたかったんです・・・」
「大きい書店だからあると思ったんですけど、いつなら入ってくるんですか」
「今日友達に会うので、プレゼントしようと思ったのに・・・残念。凄く元気になる本だと聞いたので」
少し話し込んでみると、いろいろ教えてくれます。
「ごめんなさい、ちょっと見てみたいだけですよね。注文するとキャンセルができないのでどんな内容の本か確認してみましょうか?」
「ここの出版社、営業してこないんです(笑う)こちらから発注しないと入荷しないんです。
週に一回問屋に卸すのですが、出版数が少ないので、入ってきても一冊か二冊だと思います。
確認してみましょうか?」
なんだかわからないけど、知らない世界のことを聞くのは凄く楽しい!
「空気の研究」by山本七平さんをブックス談に買いに行ったとき、書店の副店長さんに「エッ、なんでこの本なんですか?今日3件目なんですけど・・・」と聞かれました。
実は週刊文春に岡田監督の記事があり、岡田さんが面白いと言っていたから興味を持ったんです」と答えました。
満面笑みで「なるほど!!!ありがとうございます(笑う)」とスッゴク嬉しそうにお礼を言われました。
※岡田ジャパンが快進撃をしていた昔の話ですが、実際あった話なので使いました。
※普通、何件か問い合わせがあったら「なんで?」と思うはずです。
※理由を聞くと相手は納得します。
さて、この面白い情報をあなたが書店の副店長だったらどうしますか?
・出版社の人に連絡する「こんな理由で、問い合わせが入ってますよ」
・出版社の営業はその情報ソースを確認する。そして、営業は情報をネタに他の書店へ売り込みをかける。
クックックッ・・・絶対相手は行動するはず!
大事なことは、店員が「人に話したくなる」ように話すこと。
大丈夫、本当に面白いと思ったことを自分のコトバで話せばOK
ポイントは情報ソースだけは正確に相手に伝えること。
例えば、LUCKY SECOND LIFEというブログに「ビリギャル」が好きな人は絶対面白い、この夏一押しのあきらめないで戦うロールプレイングビジネス小説、と書いてあったんです。
なんだかよくわかんないんだけど、凄く面白そうなので読んでみたいと思ったんです!
7月17日に新橋で出版記念トークショーに行ってきた友達から聞いたんですけど、凄い面白いって!
LIFE IS BEAUTIFULを書いている岡根さんって何者ですか?
人は理屈じゃ動きません、理路整然と話すより「この本のことを話している人本当に楽しそう」と感じてもらえばいいのです。
問合せをするときは、売り場を見てテキパキ仕事をしている人に問い合わせた方が効率的です。
他のお客さんの問い合わせの対応を見ていて、「この人なら」という人は直ぐに見つかります。
と思うでしょ・・・
先日、某大手書店のレジカウンターで問い合わせをしたら、こちらへどうぞと研修生が対応してくれました。
今回の目的は、本を検索してもらうことではなくて、この本を置いてもらうこと、この本に興味を持ってもらうこと、できれば決裁権のある人をおもしろがらせて仕入れてもらうこと。
ところが侮れません研修生。
テキパキと調べ、不明な点は確認し、深く聞くため先輩に確認。
すべてが新鮮な研修生にとって、お客様との会話は頭に刻まれます。
お客さんが一生懸命この本面白い!と伝えれば、記憶に残り、調べたくなり、人に言いたくなります。
まあ、ご縁があった人に一生懸命話す。
出会いは大事です・・・(笑う)
とにかく行動すること。
ベストセラーへの次の一歩
さて次回は、これを加速度的に行うための方法を報告します。