プレゼントは嬉しい。
興味があるもの、その延長線上のもの、視点を変えたら興味があると気付いたもの。
こんなプレゼントは本当に嬉しい。
しかし、どんなに高価でも興味のないものはいらない。
確かに、その人が一生懸命考えてくれたものであれば、それだけで嬉しいのですが、不要なものはいらない。
プレゼントは相手が喜ぶものを贈ること。
さて、これは、文章にも当てはまります。
この本が面白い理由は、実践すると新しい遊びが閃くことです。
この本を読んでわかったことは、相手を喜ばすということです。
この本を読んで感じたことは、僕でも書けそうだと思ったことです。
この本は、遊びながら文章がうまくなる大人の学習ドリルです。
仮説と検証で贈り物のセンスを磨くトレーニング
プレゼントが上手な人は文章が上手になります。
相手が欲しいものを贈れば喜ばれ、欲しくないものを贈れば迷惑になる。
「贈る」を「書く」に換えても同じです。
相手が欲しいものを書けば喜ばれるのです。
【モノを贈る】
カフェが好きな相手にスターバックスのプリペイドカードを贈る。
WOW!嬉しい!!!
【情報を贈る】
喜んだ理由を探ってみましょう!
・実は、キャラメルマキアートが好きだから。
・スタバのセンスがお洒落で、そこで時間を過ごすのが好きだから。
・コーヒー自体が好きで、豆にこだわっているから。
そうしたら、こんな情報を教えてあげる。
・キャラメルマキアートの美味しくて面白い店を教えてあげる。
・その人の行動半径の中でセンスのいいカフェを教えてあげる。
・豆にこだわるコーヒーの店を教えてあげる。
しかも、相手のタイプを見極め、いつのタイミングでどんなふうに提案したら喜ぶか本気で考える。
大事なことは仮説と検証。
上手くいくとは思いますが、より喜んでもらうためにイメージして実行して反省する。
こんなことができれば「あなたプレゼント上手ね!」と言われます。
これを文章に当てはめて、わかり易く書けばいいのです。
文章は技術も必要ですが、相手を喜ばす感性が大事です。
理由付けトレーニング
1 お題を決める
2 好きな理由をコトバにする
3 3分間で16個 アイホンのメモに打ち込む。
小説が好きな理由/私が好きな小説
明るい・笑える・泣かせる・ビックリする・ストーリーテラー・キャラが立つ・サクセスストーリー・理解しやすい・難解・考えさせられる・イメージが膨らむ・裏街道・粋・狭義・カラッとしてる・元気になる・勇気が出る・情熱・哀愁
4 コトバを分類し、分析し、文章にする。
5 自己分析が出来る
【文章にする】
裏街道を歩む粋で感情表現豊かなキャラクターが繰り広げるサクセスストーリー
話の筋は単純だけれども、言葉に含蓄があり考えさせられる。
そして元気と勇気を与えてくれる小説。
イメージしたもの
・・・浅田次郎/天切り松 闇がたり
・・・司馬遼太郎/俄
・・・チョッとひねって、山崎豊子/不毛地帯
確かにこんな小説が好きです。
友人から、このての本をプレゼントされたら嬉しい!
なぜならば、この手の本が好きだから。
コトバを文章にして抽象度を上げると、一つの答え、一つの方向性が見えます。
さて、自己分析の延長線上に他者分析がある。
人の話を聞いてコトバを分析して文章にすると相手の好みがわかる。
それに合わせてモノをプレゼントすれば喜ばれる。
相手が喜ぶモノ・コト・情報を贈ることが文書上達の秘訣です。
【このトレーニングの効果】
視点・分析・統合のトレーニングになります。
また、会話の瞬発力のトレーニングにもなります。
キャッチコピー読み取りトレーニング
ターゲットを行動させるためにキャッチコピーは存在します。
だから、キャッチコピーを見たら「誰の」「どんな欲」を刺激しているのか考えるトレーニングをしましょう。
「頑張る人の、がんばらない時間」 by ドトールコーヒー
忙しいビジネスパーソンの「癒されたい」という欲を刺激しているのではないでしょうか。
「書かずに文章がうまくなるトレーニング」 by 山口拓郎
文章が下手で書けないと思い込んでいる人の、上手に書けたら嬉しいという欲を刺激しているのではないでしょうか。
キャッチを見たら「誰の」「どんな欲!」
これはいつでもどこでも出来て、凄く役立つ視点です。
相手が喜ぶことだけ考える。
多様な視点で喜ぶ理由をコトバにする。
それを、キャッチコピーで送り届ける。
相手が読みたくなる文章が書けるわけです。
隙間時間は、このトレーニングで遊んでいます。
PS 山口さん、講演面白かった。ありがとうございました。