失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。
齢19歳にして初めて訪れた故郷では、小野寺家代々のお役目・参勤道中御伴頭を仰せつかる。
失火は大罪にして、家督相続は狩の沙汰。
差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追いつめられる一路だったが、家電の「行軍禄」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!
参勤行列に後戻りする道はない!
とにかく泣ける! ドラマ化決定
NHK BSプレミアム 7月31日(金)20時 放送予定
電車が遅延したため、先ほど購入した「一路」を地下鉄の中で読み始めたのが間違いでした。
参勤交代前の準備でウルウル来てしまいました!
これは自宅で読んでください(笑う)
【追伸】
もし現代だったら、どんな境遇だろう・・・?
イメージしてみました。
突然親父が他界した、東京で夢に向かって猛進していた俺は帰郷せざるを得ない。
親父の経営していた会社の経理に不正があり、親会社は親父の会社を整理したいらしい。
直近の大型契約の履行は迫っているが、親会社からの出向役員は非協力的。
多分、この契約の成否によっては、親会社に吸収合併されるのだろう。
知識も仲間もお金もない!
誰も助けてくれないどころか、ステークスホルダーが皆冷たい。
本当に心細いが、とにかく走り出さなければならない。
何をしていいかわからない、何をしても上手くいかない、時間だけが徒過していく。
断られる・断られる・断られる
こんな瞬間に、「あなたをずっと見ていました、あなたが心配で心配で、やってきてしまいました」
こんなことを言う凄っごくかわいい女性が現れたらどうしますか?
お前を絶対後押しするという銀行の融資部長が現れたらどうしますか?
天才営業マンが現れたらどうしますか?
偏屈だけど技術が凄い職人を見つけたらどうしますか?
親会社から、会社乗っ取りのための実行部隊が送られたらどうしますか?
一生懸命頑張りますでは超えられない壁がある。
日本人なら「一所懸命」一つ所で命を懸ける!
引くに引けない男道。
日本の成功法則は、目の前のことに一所懸命
お天道様に導かれ、男一路はどこへ行く!
浅田次郎さんの文庫はほとんど読んでいます。
どれも最高ですが、これは泣けます。
一路面白かったですね
ドラマも楽しみですね。(^^)
「一路」は、一つ所で命を懸ける!
大変面白いです!
浅田次郎さんが大好きなのです。
プリズンホテル、壬生義士伝、天切り松の闇語り、蒼穹の昴・・・浅田次郎さんの本を読んでいる時が至福の時です(笑う)