印税で1億円稼ぐ千田さんが読書をお金に換える技術を語ります。読んですぐ換金できる程世の中甘くありませんが、読書習慣のない人には方向性を、読書家の人には視点の変換を促す一冊です。
【書籍名】読書をお金に換える技術
【著者名】千田琢哉
【出版社】株式会社ぱる出版
【出版日】20154月23日
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】稼ぐために本を読みたい人
【目 次】
1.つべこべ言わず、まずベストセラーを買え。
3.自分の相性のいい作家と出会ったら勝ち
6.「小説なんて役に立たない」は、嘘
13.創業社長の本は、苦労話より自慢話に注目しろ
14.成功者たちの本を読んでいるうちに、同僚にいちいち嫉妬しなくなる
50.「読書→挑戦→対話」の∞サイクルが、成功の秘訣
【購入動機】
稼いで、裕福になって、仲間と楽しく生きるために本を読んでいるもりです。
しかし、稼いでいるとはいえません。
現状を打破すべく、稼いでいる人の話を聞こうと思いました。
【お金に代わる書物】
千田さんは、偉人(中村天風・安岡正篤・松下幸之助)の話で経営者から可愛がられ、
小説がきっかでで、数億円もの大型プロジェクト受注の流れを作り、
実務書がきっかけで、1000万円の税金が戻ってきたこともあるそうです。
偉人・小説・実務書を読むことで、「稼ぐ」に変わる読書になりそうです。
Abhi Sharma by flickr
本の選び方
では、どの本を読めばよいのでしょうか?
読みたい本が解らないという人はどうすればよいのでしょうか?
つべこべ言わず、まずベストセラーを買え
ベストセラーは読みやすく、さまざまな部分が洗練されています。
例えばビジネス本と侮るなかれ、1冊の本を世に出すためには数多くのプロたちが関わっており、稼ぐために厳選された言葉が本に詰まっています。
読むべき著者は誰?
自分と相性の良い作家に出会ったら勝
相性の良い作家は恋愛と同じで直感でわかる。
言葉で説明するのが安っぽくなるくらいに、好きな作家の言葉は自然にスーッとあなたの体の中に入り込んでくる。
その作家の本を読むだけで生命力がみなぎってくる
その作家の本を読むだけでどんなにへこんでいても復活できる
その作家の本を読むだけで毎日が楽しくなってくる。稼ぐ人生を選んだからには、平凡な人より多くの壁にぶつかります。
そのたびに、好きな作家の言葉のシャワーがあなたを支えてくれます。
好きな作家だったらこの窮地をどのように乗り超えるだろうかと想像できる。こんなに力強い応援団はほかにいないはずです。
気に入った著者をしゃぶりつくす
贔屓の著者が発信している情報には、全て目を通しておく。
ブログやメルマガはもちろん、雑誌やネット上でのインタビュー記事があれば全て目を通す。
これをすると、自分がその人になり切ることができるようになり、自分の中に別人格を作ることができます。
問題に直面した時に、成功者のあの人だったらどう判断し行動するかという思考回路が身に付きます。
読書の副産物
また、成功者の本を読んでいく副産物として、同僚にいちいち嫉妬しなくなります。
人はスーパースターの活躍には嫉妬しませんが、会社の同僚の活躍には激しく嫉妬します。
これでは人生楽しくありません。
成功者の本を読んでいくと、成功者の人生のステージに近づいていきます。
すると、同僚や、課長や部長、社長さんの思考回路さえ、以前に読んだ本のとおりだったので笑ってしまうことがあります。
人間関係のトラブルのほとんどは、根っこに嫉妬があります。
嫉妬から解放されたければ、本を読んで志をあげておくことだ。
・・・稼いでしまえば、そもそも嫉妬しなくなります、いや、人間性の問題かも(笑う)
行動しなければ、読書の意味は無い
最後に、本は著者の成功体験が書いてあるのであって、あなたの正解が書いてあるわけではありません。
まずは行動してみること。
行動に移せば必ず何らかの結果が出ます。
本に書いてあった内容とは違い、痛い目に合うこともある。
だが本と現実とのギャップで痛い目に合うことこそが、あなたにとって生涯の宝になるのだ。
アイデアが生まれる瞬間
枕元には、必ず数本のペンと開いたノートを置いておく。
ウンウン唸っている間はアイデアというのは出てこないが、忘れかけたころにポンと出てくる。
私の場合は寝入りばなによくアイデアが浮かぶ。
嬉しいやら悔しいやら複雑な気分だが、このアイデアが換金されることが多いから諦めてメモするようにしている。
必死に考えている時にはアイデアは出てきません。
お風呂に入ったフッとした時、寝入りばなに天からイメージがパッと降りてきます。
メモするしかありません。
これが稼ぐネタになるのです。
「稼ぐために読む」これを意識して読む
もし稼ぎたいのであれば、身近で一番稼いでいる人が贔屓にしている著者を聞き出すことです。
ポイントは、それが小説や漫画家であっても「いや、そういうジャンルじゃなくて…」と口を滑らせてはいけません。
小説や漫画にもビジネスのヒントになる知恵は、山のように溢れています。
どんな本でも大切なことは、稼ぐという目的を持って読むことなのです。
稼ぐという目的を持って読めば、官能小説でもギャグ漫画でも全てが学びになるのです。
「この官能小説の口説き方は巧い。仕事のクロージングに使える」
「この逆漫画の主人公のキャラ設定は巧い。あの社長に試せば好かれるに違いない」
創業社長の本は、苦労話より自慢話に注目しろ!
自慢話には稼ぐコツが満載だ。
確かに失敗談ほ面白いでのすが、現在成功している経営者の成功話は、直ぐに役に立つことばかりです。ためになって自分のビジネスに使えます。
しかも、本気で楽しそうに聞いていると、相手は気分よくなり本筋のビジネスの契約に結びつくこともあります。
D.ph by flickr
【所感】
偉人・小説・実務書を、稼ぐために読む
1.偉人
稼ぐために読むのです。
その為には、一読して感心して終わるのではなく、熟読してピンときた言葉を人に話すのです。
3回話せば、自分を通した言葉のイメージが湧いてきます。
月日とともに熟成され、再読するとまた新しい発見があります。
事業家や経営者の多くは偉人の話を好みます。
理由は、自分も同じ道を歩みたいと思っているからです。
読んでいなくても、考え方に共鳴する部分を持っているはずです。
好かれて引き上げられるもよし、人物眼を養うもよし。
偉人の本は、稼ぐための王道です。
考え方を学べて、事業家・経営者に気に入ってもらえる。
努力よりもご縁、実力者に引き上げてもらうのが一番(笑う)
稼ぎたかったら偉人を読む。
2.小説
小説を読むことで頭の中のストーリーの引き出しが増え、企画力が養われます。
また、優れた小説は人間の心の機徴を予習するのに最適です。
千田さんは数多の小説の中でも桐野夏生さんの小説から人間心理の予習と復習ができたと語っています。
※桐野夏生さんの著書で水の眠り灰の夢という小説があります。
これは、週刊誌のトップ記者から小説家になった梶山俊之さんを題材にしたものです。
桐野さんの小説も面白いが、題材となっている梶山俊之さんの小説は戦前戦後の野心ある人物の思考行動を最高に面白く表現する天才ストーリーテラー&昭和のベストセラー作家です。
夜の帝王、エロ小説家とも言われていますが、凄い作家です。本当のことを書きすぎて、暗殺されたと噂されて います。絶版ですので、見つけたら是非読んでみてください。
その他、信長、秀吉、家康や、司馬三部作(竜馬がいく、飛ぶが如く、坂の上の雲)。三国志(司馬遼太郎、北方健三、柴田連三郎、伴野朗)の歴史小説はお奨めです。
実務書
実務書は知識と方法を吸収するものです。
ツイていないと嘆くときは、対処方法を知らなくて損をしている時です。
運がいい人は事実を知って活用を考え行動する人です。
書店で、フッと気になる実務書は、読んでください。
分かって行動するのと、知らないで行動するのでは、結果に雲泥の差が出ます。
実務書に書かれた現時点の事実は、生活の知恵として役立ちます。
特に、金融、消費、蓄財に関しては必読ですが、それ以外にも興味のない分野の実務書が役立つことがありますのでランダムに読みましよう。
具体例の豊富な本は自分の経験と照らし合わせて多様な発見ができます。
稼ぐためには、業界が違っても具体例が豊富な本をどんどん読みましょう。
ビジネス書の個人的所感。
一冊で1つのことを実践しましょう。
ここ8年間、ビジネス書を読みBLOGで配信してきましたが、苫米地秀人さんと高橋政史さんと斎藤一人さんの本は、面白くて、ためになって、活用できます。
所感を書きました。
本は読んでいますが、稼げてはいません。
本を読んで稼げるわけではありません。
稼ぐための行動に本を活用しなければ意味はないのです。
つまり行動しなければ意味がないのです!
さあ、稼ぐために行動しましょう!
そして、思いっきり稼ぐために本を読みましょう!
と自分に言い聞かせている今日この頃です(笑う)
最後までありがとうございました。